新年のご挨拶
特定非営利活動法人 健康増進支援機構 KPI 理事長 生田恵子
寒中お見舞い申し上げます。 皆様にはお健やかな新年をお迎えになられたことと心よりお慶び申し上げます。年頭にあたり強く想うことは、”支えあいのある共生の社会づくり”をそれぞれの立場からそれぞれの持っている力を出して進めることが、またそうした個々の活動の輪が拡がることが出来たらと心から祈念する次第です。 特定非営利活動法人KPIの代表である私の主なる仕事は、長野県松本市にある松本短期大学の教員です。本大学が目指しているものは、地域に根ざした福祉に強い看護師の育成でありその実現のためにまず基盤づくりから始めております。教員間の壁破りの点からも横断的な議論を重ねております。教員仲間では最年長の私の役割はバックアップ役と考えて働いております。
またNPO法人KPIでは、前途は多難ですが目的としていることが軌道に乗るようにその筋道づくりに努力する所存です。具体的には 、人々がその地に生まれ育ち老いを迎え安らかに死んでいく。このテーマの主人公 は、勿論個々人でありそれを取り巻く地域住民等でありますが、こうしたテーマで主体的に活動する住民を健康面からコミットし支援しなければならないのが市町村であり、コアな職種としては保健師であります。ここのことは理念的には誰でも承知していることですが長年の保健師活動の仕方等がネックとなりテーマに添った活動が出来にくくなっている現実もあります。期待されながら応えられない保健師であれば、早晩経営面からも存在の意義が問われます。いや既に問われています。
本法人の当面の課題は”病気や障害のあるなしに係らずその人らしく健やかに生活が出来て、望むところで最期を迎えられるような地域づくり”に貢献できる保健師の育成です。創立してまる2年になりました。その間に行ってきたことは、依頼による研修13件(17年度は1県、2市、2県の看護協会、1NPO法人。18年度(18年12月現在)は5市、2県の看護協会)、KPI主催の経営塾1回(4日間コース)、シンポジュウム等2回、ニュースレターの発行3回等です。今後は、本法人が目指して実施していることが、さらに多くの方々に理解してもらい使ってもらえるようなPR活動もあわせて行っていきたいと考えております。ご支援とご意見をお待ちいたしております。
〔最後に大事なこと〕
KPIの事務所を下記に移転いたしました。
特定非営利法人 健康増進支援機構KPI
〒160−0022 東京都新宿区新宿1丁目24−7−610
電話/FAX 03−3225−8320
E-mail:kei-kpi@ever.ocn.ne.jp
平成19年1月
設立のご挨拶
日本はいま高齢化社会と言われていますが、今後も急速な人口の高齢化が進むことが予測されています。人口の割合を2000年と2030年で比べてみますと、2000年は生産年齢人口(15〜65歳)67.8%、老年人口(65歳以上)15.8%、2030年には生産年齢人口55.7%、老年人口32.7%、3人に1人が65歳以上となります。
高齢者が最後まで健康で幸せな生涯を送ることは、個人にとっても社会にとっても切実な願いです。平成17年現在、65歳以上の人口は2,241万人で、その8割以上は元気で自立していることが諸調査で分かっています。ともすると私たちは高齢者を社会の弱者、お荷物といった間違った見方をしてきました。こうした通念を払拭し、若者も高齢者も共に生きられる元気で明るい社会づくりが求められています。そして、行政には、従来の保健サービスの供給という行政主導の保健活動から住民が参加・主体の保健活動への転換が求められています。
そこで、私たちはこの想いを実現するために、仲間と共にNPO法人健康増進支援機構KPIを平成16年12月9日に設立しました。
一市民として、共に生きがいや健康づくりについて考え、実現に向けて共に活動できる「場」=そこに参加した人々が自分たちの心身のことについて認識し、さまざまな手段を使って生活の質を高めることができる「場」づくりをしていきたいと考えています。さらに、こうした「場」における市民の活動の成果を多くの人々に伝え、国や行政などにも良い影響を与えていきたいと考えています。
そこで、情報公開・発信の場として、このたびホームページを開設しました。皆様とともに「健康で安心して暮らせる明るいまち」をつくるべく、努力していきますので、お引き立ての程、よろしくお願いします。
平成16年12月
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